論理思考の古典「ロジカル・シンキング」

人生,変える,習慣

 

この本の販売からもう20年が経過しますが、まだ論理思考つまりロジカル・シンキングが浸透しているとは言い難い状況です。どうせなら小学校教育に取り入れてほしいくらい人生の基本中の基本となる思考法です。論理思考さえ理解していればコミュニケーションにおける問題が改善されます。話し上手な人じゃなくっても論理思考で話を組み立ててしまえば、あなたのメッセージは相手に伝わります。

 

問題解決の場面でも論理思考が登場していますが、論理思考を知っていれば問題解決ができる類のものではないので要注意です。論理思考はあくまで情報を相手に伝える形に整えるための思考法であって問題解決に直接的に関わる思考法ではありません。問題解決の過程で得られた情報が論理的であることを確認するとき、要するに問題の解決策が正しいよねっていう答え合わせするときに論理思考を活用しているのです。

 

それでも論理思考の重要性はなんら変わりません。相手にメッセージを伝えることは難しい作業なのに論理思考を使えば、それこそ手順通りにメッセージを組み立てれば作業完了です。

 

上にピラミッドの画像が貼ってありますよね。論理思考を表現するとピラミッドになるんです。この点については引き続き、次の項で説明しますね。

 

 

ロジカルシンキングを簡単要約

 

 

相手に伝えるメッセージは与えられた課題に対する結果を提示する必要があります。この結果をメッセージの頂点としたとき、縦方向に「Why so?」(「なんでそうなるの?」)と一段下に「結果」に対する「根拠」が配置されます。この根拠は3つ並べるのがセオリ―になっています。相手に情報を提示するときのマジックナンバー3と言われるコンサルティング業界では通例となっているパターンです。この根拠は1段だけで相手を納得させられないならもう一段下に「根拠う」を配置します。この上から3段目では「1つの根拠」に対してさらに「3つの根拠」を配置するわけで9つの根拠がずらりと並びます。このように1段下がると横の配列が増えていくのでピラミッド構造になります。

 

この横並びの「根拠」についても1つ約束があって、MECE(ミーシー)であることを固く守ってください。MECE(ミーシー)とはあの有名なマッキンゼー・アンド・カンパニー(コンサルタント会社)が独自に行っていた情報を整理するための手法です。どういうことか説明すると、「もれなく、だぶりなく」完全な全体集合であることをMECE(ミーシー)であると定義します。

 

ここでもうひとつ論理思考で定義しているのが「ずれなく」でして、これはさきほどピラミッドを下方向へ1段ずつ下がっていきましたが、1段ずつ上っていくときに「So what?」(だからなんなの?)と問い返してゴールが「結果」になることを確認する手順も定義されています。これで縦方向に「ずれなく」関係づけられていることを確認できます。

 

 

つまり、論理思考とはMECE(ミーシー)であること、「Why so?」と「So what?」の仕組みで伝えるメッセージをピラミッド型に整理することであると言えるのです。

 

これが論理思考のポイントです。

 

−以上−

 

 

2020/10/10 公開